不動産投資は生命保険としての役割を果たすだけでなく、いくつかの点で生命保険を上回る機能を持つとても優秀な商品であると考えられます。
今回は不動産投資における団体信用生命保険(団信)について解説します!
こんにちは!ビジベース管理人の『キク』(@busi_base)です。
一家の主に万が一のことがあった場合、その経済的な損失をカバーしてくれるのが生命保険ですが、不動産も生命保険と同じような役割を果たします。
ローンで投資用物件を取得する場合、住宅ローンでもおなじみの団体信用生命保険(団信)に加入することになります。
でも一般の生命保険とも、住宅ローンとも少し違った不動産賃貸業(投資)における団体信用生命保険の役割について見ていきましょう!
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団体信用生命保険(団信)とは?
団体信用生命保険(団信)とはローンを組んだ人に万が一、死亡・高度障害などがあった際に、保険会社がローンの残債に相当する保険金(最大1億円)を金融機関に支払ってくれる保険のことを言います。
団信は金融機関ごとにローン利用者の分をまとめて団体として申し込むもので、掛け金が割安になっているというメリットもあります。
金融機関によっては、金融機関側で掛け金を負担してくれることもあります。
団体信用生命保険(団信)が優秀な生命保険代わりになる理由
万が一の時に残された家族にローン無しの不動産が残せる
万が一の事態が起こっても、団信に入っていれば家族にはローンの返済が終わった不動産が残るので、月々の家賃収入を得られることになり、経済的に安定した生活を送ることができます。
場合によっては、不動産を売却してまとまったお金を手にすることもできます。
生命保険でこれだけの充実した保証を残そうとすると、かなりの額の保険料を長年にわたって払い続けなければなりません。
個人年金保険としての側面も持つ
生命保険はインフレヘッジ性が低いというデメリットもあります。
生命保険の一種である個人年金保険などは、年金の受給期間に被保険者が死亡した場合、その時点で年金がストップしてしまいます
月々の高額な保険料を支払ってきて、せっかく保険金を受け取れる年齢になったのにすぐ亡くなってしまったら金銭的には大損です。
不動産賃貸業(投資)ならば、家賃収入がローンの返済額を上回っている限りは、毎月お金を支払うことはなく、入ってくるばかりです。
しかも、生命保険に入っているのと同等のリスクヘッジ効果があるのです。
病気に対する備えとしても優秀
団信といえば一般的には住宅ローンを借りる際に入る保険です。
住宅ローンを抱えるお父さん又はお母さんが亡くなっても、団信のお陰で残された家族は家に住み続けることができます。
では団信の加入者が、がんや脳卒中にかかってて一命を取り留めた場合はどうなるのでしょうか。
この場合、仕事は長期間休業せざるを得なくなりますが死亡したわけでも高度障害を負ったわけでもないので、団信の保険金は下りず、収入減によりローンの返済は苦しくなります。
がん、心筋梗塞、脳卒中であれば「三大疾病保障付団信」に加入している場合ローンは返済されますが、休業によって収入は減るので苦しいことには変わりありません。
そう考えると住宅ローンや生命保険のみでは危険な一面もあります。
その危険な面は医療保険やがん保険、所得補償保険などでカバーしなければなりません。
一方、不動産投資の場合、月々のローンを返済するのはオーナーではなく、物件そのものです。
本人が病気で寝込んでいようが関係なく、物件が休みなく働いてローンを返してくれます。
病気に対する備えとしても不動産賃貸業(投資)は心強いのです。
まとめ 団信を有効活用して、生命保険を見直そう!
一般的な保険商品と比較しても不動産賃貸業(投資)の団信は優位であると思います。
是非不動産を手に入れた場合、今加入している生命保険の見直しをしましょう。
基本的に保険を掛けすぎな状態になることが多いので、場合によっては解約を検討することもできます。
是非今回の記事を参考に団体信用生命保険(団信)を有効活用してください!