不動産の購入申し込み(買付)から売買契約まで一般的には1週間程の期間が空きます。
この間ただ待っているのではなく、行うべきことを確認しましょう。
こんにちは!ビジベース管理人の『キク』(@busi_base)です。
不動産購入申し込み後、手付金の額・売買契約日・具体的な価格交渉の額を提示したら、売買契約までの準備が始まります。
契約までの期間は物件詳細や契約内容を確認しつつ、場合によっては銀行の事前審査等を行うことができます。
それでは契約までに行うべきこと、注意することなどを確認していきましょう。
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慎重に確認しつつ、スピーディーに行う
指値(値引き)なしで購入申し込み(買付)を出した場合は、その値段で契約手続きに移行することになります。
一方、多少なりとも指値をして購入申し込みをした場合は契約手続きより前に、具体的な価格交渉が行われます。
買主と売主がお互いの希望価格を出して、契約内容なども調整していきます。
この時仲介に入った不動産会社から契約を急かされるかもしれませんが、あせらず慎重に進めましょう。
しかし、あまり引き延ばしすぎると、他から購入申し込みなどが入った場合、条件によって他の人へ契約が移ってしまう恐れがありますので、迅速な対応を心がけましょう。
売買金額が決まると、「重要事項説明書(重説)」・「売買契約書」などの書類が作成されます。
作成が終わったらすぐに最低限、下記書類は受け取りましょう。
○契約日までに取り寄せてチェックすべき書類
・売買契約書
・重要事項説明書
・賃貸借契約書のコピー(オーナーチェンジ物件の場合)
・管理規約(区分所有マンションの場合)
・重要事項の調査報告書(区分所有マンションの場合)
・長期修繕計画表(区分所有マンションの場合)
・登記簿謄本
・公図
・測量図
・その他重要事項説明に必要な一件書類
書類は必ず事前にチェック!
契約書類の事前チェックは絶対に行いましょう。
契約当日に見せられて、その場で判断できるものではありません。
なるべく早い段階で重説・契約書等のコピーを送ってもらい、徹底的にチェックを行います。
仲介業者から受け取った販売図面(マイソク)に書かれていることや、現地見学中に説明されたことと、違う場合もあります。
あくまでも重説・売買契約書に法的拘束力があり、ここに書かれたことが最終的な決定事項になります。
まずは自分で目を通し、専門用語も多く難しいかもしれませんが、自分なりに調べ疑問点があれば何度でも不動産会社に確認しましょう。
また、不慣れな場合は不動産取引に詳しい知り合いや、不動産取引の経験がある司法書士などの専門家に依頼して、チェックしてもらうことも考えましょう。
ローンの事前審査を行う
契約まで時間がある場合、ローンの事前審査を受けることが一般的です。(特に住宅ローン)
基本的に書類不備等がなければ申し込みをしてから、通常3~4営業日で審査結果がでます。
○一般的に最低限ローンの事前審査に用意する書類
・認印
・身分証明書
・健康保険証
・直近の源泉徴収票
・確定申告書3期分(自営業の場合)
まとめ しっかりと準備して売買契約日を迎えましょう。
購入申し込みは、「契約」ではありませんので、法に縛られることなく、最悪撤回することができます。
売主や不動産会社の方など多くの人間が動いていますので、気軽に撤回することは出来ませんが、さまざまなチェック・検討を重ねた結果であれば仕方ありません。
不動産は高額な取引ですから、申し込みをしたら安心するわけではなく、契約日までしっかりと確認、準備を行いましょう。