不動産の業界用語は、本当に多くの単語が存在していますが、さらに似ている単語が複数存在しています。
これをマスターすればあなたも不動産のプロに近づけるかも!?
こんにちは!ビジベース管理人の『キク』(@busi_base)です。
私も以前不動産屋で働き始めた時は、独特の業界用語を覚えるのを苦労しました。
中でも、特に名前が似ていて区別がつきづらい単語はなにがなんだか分からない状態でした。
そこで今回はそのような単語をピックアップして、説明を加えまとめてみましたので、違いを1つ1つ見ていきましょう!
※今回、私の経験でお話しますが、地域によって意味が異なる場合があります。
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目次
宅建(たっけん)
「宅地建物」の略語です。
ですが、一般的に「宅地建物取引士」を指す場合に使われることがほとんどです。
建売(たてうり)
建ててから売ることをいいます。
事前に不動産会社が建物の構造や設計などを決めて、建築確認取得後に、土地と建物をセットにして販売することを指します。
売建(うりたて)
売ってから建てることを言います。
先ほどの「建売」とは逆で、不動産会社から、まだ建築確認取得前の段階で土地のみを購入して、後に建物の建築請負契約を結ぶこと差します。
基本的には「建築条件付き土地」を購入して建物を建てることを指すことが多いです。
建確(けんかく)
「建築確認」の略語です。
建築確認とは建物を建築又は増改築する際、工事の着手前に建築基準法を満たしているか審査を受けることを言います。
上物(うわもの)
土地の上に建っている「建物」のこといいます。
完物(かんぶつ)
「完成物件」の略語です。
建物が完成済みの物件のことをいいます。
物調(ぶっちょう)
「物件調査」又は「物件調達」の略語です。
地域や会社によって、使われ方が異なるようです。
まず「物件調査」とは不動産売買等で物件を調査すること言います。
私はこちらの意味で使っていました。
次に「物件調達」とはお客様の条件にあった物件を調達(探す)ことをいいます。
また、「物件調査」とほぼ同じ意味を指す「現地調査」の略語『現調(げんちょう)』という業界用語もあります。
※「物調」という言葉自体は、主に関東で使われているようです。
物確(ぶっかく)
「物件確認」の略語になります。
物件確認とは、物件に申し込みが入っていないか・価格の変更がないかなど、現在の状況を確認する作業のことを言います。
また、物件を現地まで確認しに行くといった場合にも使われることもあるようです。
物元(ぶつもと)
貸主や売主から直接賃貸や売却を依頼されている(媒介・代理契約等をしている)不動産会社のことを言います。
また、「元付」も同じ意味で利用されています。
先物(さきもの)
不動産業者から見て、売主との間に他の不動産業者が存在する物件のことをいいます。
先述の物元(元付)業者がいる物件のことです。
当物(あてぶつ)
当物とは物件を見学に来たお客様に対して、わざと見せるあまり良くない、気に入らなさそうな物件のことを言います。
営業テクニック?の1つとして、当物を見せることで、他に用意した本命物件が比較した時により良く見せるために昔から行われています。
決物(きめぶつ)
決物とは上記の「当物」とは逆で、お客様が気に入る(決める)可能性が高そうな、営業が考える本命物件のことを言います。
まとめ 不動産屋の言葉に耳を傾けてみては?
不動産の営業マンは、業界用語を多用することが多い為、接客中でもつい出てしまったり、特に業者同士での会話などではバンバン利用しています。
特にこういった似ている単語は覚えるのが大変かもしれませんが、営業マンが電話をしている時や、会話などに耳を傾けてみると、今回のような単語を知っているとなにかと役立つかもしれませんよ。