トイレで過ごす時間は1回あたりでは1分~数分かもしれません。
しかし、必ず毎日複数回利用しますし、トイレは一人になれるスペースですので、意外と長く閉じこもる人も多いのではないでしょうか?
そんなトイレが古臭く、快適さを欠いてしまう場所であれば入居者に選ばれないのは当然です。
こんにちは!ビジベース管理人の『キク』(@busi_base)です。
賃貸住宅においても様々な設備のリフォームを考えなければいけませんが、「トイレ」も入居者の要チェックポイントになります。
今回はトイレにフォーカスして必要な設備・リフォームを考えていきます。
※浴室のおすすめリフォームについては古い・汚い浴室をお手軽リフォームで空室対策出来るアイディアをご紹介!をご覧下さい!
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古い・汚い浴室をお手軽リフォームで空室対策出来るアイディアをご紹介!
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和式トイレはすぐに交換を
決まらない部屋においてまず改善したいのが「和式トイレ」です。
21C.住環境研究会と(株)リクルート住まいカンパニーが行う『首都圏賃貸住宅市場における入居者と意識調査』には「借りるのをためらってしまう設備は何ですか」という質問項目がありますが、回答者の約8割が選んだ不名誉な第一位こそ「和式トイレ」なのです。
和式トイレの部屋があるならば、すぐに取り替えるべきでしょう。
その際に気をつけたいのが、費用がかかってもきちんと工事をすることです。
確かに、和式から洋式への変更工事は、床の段差の解体や給排水管の調整など必要な場合が多く、工事費が50万円を超えることも珍しくありません。
トイレ本体よりも工事代金のほうが高くつくのが一般的です。
しかし、例えば和式便座にアタッチメントをつけるだけの簡易洋式化を選ぶ、というのは慎重な判断が必要です。
なぜなら、簡易洋式化のトイレでは、入居者の印象は往々にして「ただの和式トイレ」と変わらないからです。
どれだけ工事費が安くとも、最終的に入居者の「この部屋は和式トイレだ、嫌だ」という印象を拭えなければ意味がありません。
一方で、きちんとした洋式化工事をした部屋は、入居者に好印象を与え、和式トイレだった故に家賃を下げざるを得なかったデメリットも払拭することができます。
ウォシュレットも必須設備
トイレに付加価値を与えようと考えるとき、まず思いつくのは「洗浄機能付き便座」の採用ではないでしょうか。
最近では技術の進歩によってバリエーションも増え、1万円程度で買えるものから10万円近くするものまで様々な商品が発売されています。
なんと内閣府の発表している「主要耐久消費財の普及率の推移(二人以上の世帯)」によれば、洗浄機能付き便座の普及率は、なんと80%以上にものぼります。
これは非常に高い普及率で「パソコン」や「乗用車」の普及率とほぼ同じ水準です。
これから一人暮らしを始めようという実家暮らしの若者が10人いたとしたら、8人は洗浄機能付きの家庭で育っているわけで、エアコンと同様に、ウォシュレットは「ついていて当然」の設備となりつつあるようです。
他に挙げられる付加価値としては「節水型」でしょうか。
トイレの水の使用量はお風呂より多いそうです。
最新の超節水型トイレでは1回わずか3.8Lの使用量、40年前のなんと1/5以下で済むそうです。
水道代も相当違ってきますので、良いアピール材料とすることができます。
まとめ 入居者が住みやすい部屋作りの第一歩
トイレは毎日なにげなく使う設備だからこそ、入居者が当たり前に利用できるように最低限の設備を用意しなければ選ばれないのも当然でしょう。
今回の記事を参考に是非トイレの改善・リニューアルを考えてみてはいかがでしょうか。
※浴室のおすすめリフォームについては古い・汚い浴室をお手軽リフォームで空室対策出来るアイディアをご紹介!をご覧下さい!
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