せっかく両親から不動産を相続したのに活用方法が分からず、空き家として放置したままの方はいませんか?
こんにちは!ビジベース管理人の『キク』(@busi_base)です。
先日は空き家を放置することのリスクについてお話させていただきましたが、
※詳しくは空き家の放置が問題な理由とは?主な4つのリスクに分けて解説します!をご覧下さい。
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空き家の放置が問題な理由とは?主な4つのリスクに分けて解説します!
「空家等対策の推進に関する特別措置法」、いわゆる「空き家特措法」の施工から3年が経過しました。 ですが、空き家は人口減少も重なり、今後も増大が見込まれる重大な社会問題です。 ...
こういった空き家問題の最大の対策は、空き家でなくすこと、つまり誰かに使ってもらうことです。
最近は様々な選択肢が登場しており、活用の幅が広がっています。
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一般的な賃貸住宅として貸し出す
やはり空き家の活用方法として最も簡単にできるのは、賃貸物件として貸し出すことです。
不動産オーナーとなって入居者から家賃収入を得ることができます。
基本的には立地が重要になりますが、昨今の田舎ブームの影響で田舎の一軒家などは需要がある場合もあります。
古い物件でも、適切にリフォーム・リノベーションすれば素敵な古民家として生まれ変わることもできます。
シェアハウス
古い戸建住宅の活用方法として注目されているのが、多人数で1つの家に住む「シェアハウス」化です。
ファミリーが少なく戸建ニーズがない地域でも、シェアハウスにすることでシングルのターゲットが捕まえやすくなります。
住宅の新しさに、あまりこだわらない入居者が集まりやすいこともシェアハウスの長所です。
民泊物件
居住ニーズが低いエリアでも、Airbnbをはじめとした民泊での運用で、一般旅行客や年間2,000万人を超える外国人観光客のニーズを捕まえられる可能性があります。
ただ最近は少し民泊を巡ったトラブルが話題となっている為、しっかり「民泊新法」に則った合法的な運営をしていきましょう。
時間貸しの運用
戸建住宅のニーズは「住む」だけとは限りません。
最近ではスペースマーケットをはじめ、時間単位で「空間」を貸すサービスが登場してきました。
ホームパーティや会議、映画上映会、写真撮影会など、中古住宅を時間で借りる人の目的は様々です。
雰囲気の良い古民家は、毎週末のように予約が入るといいます。
セーフティネット対応住宅
賃貸住宅として貸し出す際、ネックになるのがリフォーム費用です。
しかし、昨年施行された「改正住宅セーフティネット法」を利用すれば、高齢者や子育て世帯、低額所得者といった住宅確保要配慮者向け住宅として登録された物件に対し、1戸あたり最高100万円までの改修の為の補助金がでます。
前述のシェアハウス等にも適用が可能なうえ、要配慮者向け住宅とすることで、行政からの入居者紹介が期待できます。
空き家バンクを活用する
自治体が運営する、空き家支援制度の一つとして「空き家バンク」があります。
空き家バンクとは自治体が空き家の所有者から物件情報を集め、ホームページで情報を提供して、所有者と利用希望者とのマッチングを図ろうとする事業のことを言います。
田舎への移住などのニーズが高まったこともあって、注目されている制度です。
中には、リフォーム・補修費用や撤去費用などに補助金を出している自治体もあります。
まとめ 建物が傷む前に手を打とう
様々な空き家の活用方法をご紹介しましたが、残念ながら、これらの方法でも対処できない空き家も存在します。
その場合には「売却」「譲渡」「自治体に寄付」などの選択肢が考えられます。
しかし、どの選択をするにしても、建物が傷んで資産価値がなくなってしまう前でなければ意味がありません。
面倒だからと後回しにせず、早め早めに対処することが何より大切です。
※空き家を放置することのリスクについては空き家の放置が問題な理由とは?主な4つのリスクに分けて解説します!をご覧下さい。
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空き家の放置が問題な理由とは?主な4つのリスクに分けて解説します!
「空家等対策の推進に関する特別措置法」、いわゆる「空き家特措法」の施工から3年が経過しました。 ですが、空き家は人口減少も重なり、今後も増大が見込まれる重大な社会問題です。 ...