一戸建ての購入を検討している方にとっては工法(建て方)も重要な検討材料の一つになります。
今回も家づくりにおける最初の大事なテーマになりますので一つ一つ確認していきましょう。
こんにちは!ミニマムベース管理人の『キク』(@minimum_base)です。
一戸建ての購入方法の種類に関しては前回の記事でお話しました。
※一戸建ての購入方法の種類については一戸建て4つの種類とぞれぞれの住宅のメリット・デメリットとは?をご覧下さい。
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一戸建て4つの種類とぞれぞれの住宅のメリット・デメリットとは?
夢の「一戸建て」購入といっても、取得する方法は主に4種類あります。 それぞれメリット・デメリットがあり手続きも異なります。 自分の最適な住宅を選ぶ為の入口を確 ...
では実際に建築する場合はどんな種類の工法(建て方)があるでしょうか?
一戸建てでよく用いられる工法には大きく分けて、
・木造軸組在来工法
・2×4(ツーバイフォー)工法
・プレハブ工法(軽量鉄骨造)
・鉄骨造
・鉄筋コンクリート造
の5パターンが考えられます。
今回はそれぞれのメリット・デメリットもまとめましたのでご覧下さい!
※地震対策の構造については耐震・制震・免震構造の特徴、メリット・デメリットを比較しました。をご覧下さい!
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耐震・制震・免震構造の特徴、メリット・デメリットを比較しました。
「地震に強い家」とよくTVCMなどの広告でも見るように、ご自身の家は安全に住めるよう建築・購入したいですよね。 ただ、「地震に強い」と言っても耐震性能は主に「耐震・制震・免 ...
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目次
木造軸組在来工法のメリット・デメリット
木造軸組在来工法とは木の柱や梁を組み合わせて骨組みを造る工法です。
日本の伝統的な工法で、今も日本の一戸建て全体の6割以上を占めます。
木造在来軸組工法のメリット
木を使って建築するので建築費用が安く済みます。
また、柱や梁はけっこう自由に調節出来るため、間取りも柔軟に設計することができます。
開口部も比較的自由に取れる為、通風・採光にも優れています。
変形敷地や狭小敷地といった様々な敷地条件にも対応出来ます。
将来的なリフォーム・増改築も容易です。
木造在来軸組工法のデメリット
床下や屋根裏が湿気による腐朽やシロアリ等の害虫による被害などが多くなります。
まだ職人の腕に頼る面が大きく、出来上がりに差が出やすいです。
他の工法に比べて比較的完成まで時間が掛かります。
2×4(ツーバイフォー)工法のメリット・デメリット
2×4(ツーバイフォー)工法とは2インチ×4インチの枠組材に構造用合板を釘打ちして、床や壁を面で支える工法をいいます。
北米の伝統的な工法で特に北米では今も多くの住宅で採用されています。
2×4(ツーバイフォー)工法のメリット
耐震性・気密性・断熱性・遮音性に優れています。
作業は規格化された柱材に面材を釘で打ち付けるという比較的単純なものになるので施工のバラツキは少なくなります。
2×4(ツーバイフォー)工法のデメリット
床下や屋根裏が湿気による腐朽やシロアリ等の害虫による被害などが多くなります。
壁に窓を設ける際に大きさや位置に一定の制限があります。
在来工法に比べると間取りやリフォームに制限が出てきます。
プレハブ工法(軽量鉄骨造)のメリット・デメリット
プレハブ工法とは主要な部材を工場で生産し現場で組み立てる工法のことを言います。
軽量鉄骨系・RC系・木質パネル系・ユニット系など種類がありますが、軽量鉄骨造ではこのプレハブ工法を用いることがほとんどです。
プレハブ工法(軽量鉄骨造)のメリット
耐震性・気密性・断熱性に優れています。
主要な部材は工場で生産するので品質や精度が安定しています。
作業は現場で組み立てるという比較的単純なものになるので施工のバラツキも少ないです。
他の工法と比べて完成までの期間が短く済みます。
プレハブ工法(軽量鉄骨造)のデメリット
間取りの自由度があまり高くありません。
またパネルのサイズもあらかじめ決まっているため変形敷地、狭小敷地では施工出来ない場合も多いです。
将来的な増改築やリフォームにも制限が出てきます。
鉄骨造のメリット・デメリット
鉄骨造とは断面がC型やロの字型の重量鉄骨を柱や梁として組み合わせた工法のことを言います。
鉄骨造のメリット
肉厚の鉄骨は反りや狂いが少ないことから、精度が安定しています。
組立もボルトやナット締めが中心で、職人の技能に左右されにくいです。
また、耐震性、耐久性にも優れています。
鉄骨造のデメリット
サビが劣化の原因となるため、防サビ用の塗膜がはがれないよう、施工中の鉄骨の扱いに注意が必要です。
将来的な増改築やリフォームにも制限が出てきます。
建築費用も比較的高額になります。
鉄筋コンクリート造のメリット・デメリット
鉄筋コンクリート造とは引っ張りに強い鉄筋と圧縮に強いコンクリートそれぞれの長所を組み合わせた工法のことを言います。
鉄筋コンクリート造のメリット
耐震性、耐火性、耐久性、遮音性などに優れています。
大きな窓なども施工可能で設計の自由度はかなり高いです。
鉄骨造のデメリット
建物重量が重くなるので、ある程度地盤の強さが必要です。
基礎の補強も含めて建築費用はとても高額になります。
まとめ 予算やこだわりを吟味して決めていきましょう。
以上5つのパターンについてメリット・デメリットをご覧いただきました。
自分たちの希望の
・予算
・デザイン、間取り
・住宅の性能
・増改築のしやすさ
・施工の安心度
・工期
・土地とのバランス
など様々なことを検討した上、一番あった工法をご選択下さい!
※地震対策の構造については耐震・制震・免震構造の特徴、メリット・デメリットを比較しました。をご覧下さい!
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