戸建てや分譲マンションに住んでいると、定期的に「売却物件求む!」という不動産会社のチラシがポストに入っているというご経験がある方も多いのではないでしょうか?
実はそのチラシに書かれている言葉にはご注意ください!
こんにちは!ビジベース管理人の『キク』(@busi_base)です。
実際に不動産の売却を検討していると、普段は捨ててしまうような毎日大量に投函されるチラシでも、不動産会社のチラシはついつい見てしまうかと思います。
しかしその中でも「売却物件求む(大募集)」などと書かれているチラシは、実は不動産会社が仕掛けた罠が仕組まれている場合があります。
安易に問い合わせ、焦って売却して損をしないように、チラシの中身についてチェックしていきましょう。
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売却物件求むチラシとは?
売却物件求むチラシとはその名の通り、不動産会社が売却物件を募集する為にポスト等に投函されるチラシのことを言います。
時にはチラシだけではなく、ダイレクトメールという形で「是非あなたの大切な不動産をお売り下さい」という手紙が届いたりします。
そしてそのようなチラシは具体的に
「〇〇駅から徒歩5分以内のマンションを4000万円で探しているお客様がいます。」
「〇〇小学区で建物が27~30坪程の3~4LDKの戸建てを探されている方がいます。」
といった具合に、購入希望者の詳細まで記載していることが多くあります。
こういったチラシを見ると「具体的に検討している人なら、自分の不動産も売れそうだな」といった気持ちになり、ついチラシの会社に相談してみたくなります。
チラシに書かれている購入希望者のほとんどが嘘
しかし、このようにチラシに載っている購入希望者が自分の家を買ってくれたというケースはまずありません。
なぜならば、チラシに書いてある購入希望者は実際には存在しないからです。
売却求むチラシの多くが、「売却希望者」から問い合わせを得る為だけの偽物のチラシです。
しかも、大手の不動産会社ほどこういった売却チラシを積極的にポスティングしています。
正直なところ「おとり広告」と言ってもおかしくないにもかかわらずです。(まぁ大手であれば、過去大量の音信不通になっている顧客データを持ち出せば、似た条件のお客さんがいるでしょうから、言い訳が出来るようにしているとは思います。)
聞いた話では、売却を預かった後に怪しまれないように、たまに買主のフリをした「サクラ」を準備して、売却スタート後に内見に行かせる場合もあるそうです。
当然サクラですので、内見してくれたとしても絶対に購入しません。
昔から今現在もチラシのポスティングを大量に続けており、一定以上の効果があることが分かっているので大手不動産会社にとっては必須ツールの一つとなっています。
ちなみに、営業マン自身がチラシを撒くのが基本ですが、アルバイトを雇って撒いたりもしています。
なぜここまで強引な手法を使ってまでチラシを巻いているかというと、売却不動産を預かるということは、自社で広告を独占できたり、自社で買主を見つけてくると売主・買主両方から仲介手数料を得ることが出来る(両手取引)ので、不動産会社にとっては大きなメリットある為です。
このようなチラシに引っかかって不動産会社へ相談しに行くと、正直なところ不動産会社にとっては「こんなウソっぽいチラシを見て問い合わせをしてきた、カモなお客さん」と見られがちです。
「購入者がいそうと思って問合わせたわけだから、早く物件を売りたがっている」と思われ、相場よりも安めの金額での売却に誘導されるケースも多くあります。
まとめ 引っかかって焦って売らないようにしよう
ご紹介したような売却求むチラシは、売却を検討していると、とても魅力的に見えてしまうものです。
しかし、安易に問い合わせず、しっかりといくつか不動産会社を回り、落ち着いて相談した上で信頼出来る営業マン・不動産会社を選ぶことが売却成功への近道となります。
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