中古戸建ての購入を検討した時になにより不安になるのが、建物の欠陥や大きな不具合がないかという点です。
「住宅の状況なんて素人には全く分からないよ」と思われるかもしれませんが、実は簡単にチェックできるポイントが多くあります。
こんにちは!ビジベース管理人の『キク』(@busi_base)です。
中古住宅を購入するときは土地や周辺環境などのチェックも必要ですが、同様に大事になるのが建物のコンディションです。
せっかく購入を検討する際に実物を見せてもらうことが出来るわけですから、建物の欠陥をある程度判断出来る部分は確認してみましょう。
今回はご自身で中古住宅の診断を行う為のチェックポイントについてまとめてみました!
※ホームインスペクション(建物状況調査)についてはホームインスペクション(建物状況調査)とは?メリット・デメリットは?をご覧下さい!
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ホームインスペクション(建物状況調査)とは?メリット・デメリットは?
今や欧米の中古住宅の取引では当たり前になったホームインスペクション(建物状況調査)ですが、これから日本でも実施する方が増えていくと予想されています。 日本では新築購入が根強 ...
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建物外部
傾き
建物傾きについては、傾いている建物に現れる「症状」を知っておくことで、後々のトラブル回避につながります。
例えば、外壁に斜めのひび割れ・亀裂(クラック)が入っていたり、窓の四隅や基礎に亀裂が発生していたら、建物が傾いている可能性がありますので要注意です。
クラックに関しては一般的に幅が0.3mm以下であれば問題ないとされいますが、クラックの長さが1m以上続いていたり、幅が0.5mを超えてくるようであれば専門家への依頼することをおすすめします。
塗装
外壁塗装の劣化具合も確認が必要です。
塗装は雨風や紫外線で日々劣化しますが、ある一定のレベルに達すると防水性能が損なわれて建物内部にまで影響を及ぼします。
カビや藻の付着など、触った時に白い粉状のものが手についたら劣化のサインとみるべきです。
建物内部
傾き
建物の傾きについては、外部だけでなく、内部からも確認できます。
部屋の隅で上下に壁紙の切れやたるみがないか、窓の開閉がしにくくなってないか、建具周辺の壁紙の様子やドア枠の周りに隙間がないかなどをチェックしましょう。
内壁が部分的に膨らんでいたり、障子や引き戸を閉めた時に柱との間で上下に隙間があるのも、建物が傾いている可能性を示しています。
白アリ
中古の木造戸建てにおいて特に注意したいのが白アリ発生による被害です。
建物の寿命を短くするだけでなく、地震発生時には倒壊するリスクも高まります。
住宅が密集して日当たりや風通しが悪い家は、一般的に白アリの被害に遭いやすいとされています。
床が軋んだり、局所的にブカブカしていたら要注意です。
また、白アリは湿気を好むので、水回りは特に気をつけましょう。
水回りの壁にカビが発生していたり、木屑が床に落ちているのは危険な兆候です。
床下に水が溜まっているなど、湿気っている家も危険です。
水漏れにも注意を払いましょう。
天井にシミがあるなど、日常的な水漏れは建物にダメージやトラブルを与えています。
まとめ ホームインスペクション前のチェックとして
ご自身のセルフチェックだけでも、ある程度の中古戸建ての状態を判断できることが分かりました。
しかし、あくまでも目視を中心とした今回のセルフチェックだけでは、分からないことも多くあり、詳しい状況を知る為には専門家の調査を行う必要があります。
最終的に「不安」・「リスク」を極力減らしたい方は是非、専門家へ「ホームインスペクション」(建物状況調査)の依頼をしてみてください。
※ホームインスペクション(建物状況調査)についてはホームインスペクション(建物状況調査)とは?メリット・デメリットは?をご覧下さい!
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