「中古戸建ては安く購入出来るから良い!」と考える方も少なくないかもしれませんが、新築と比べると中古戸建ては事前に様々な点を確認しておかないと、思わぬ落とし穴にハマってしまう可能性があります。
こんにちは!ビジベース管理人の『キク』(@busi_base)です。
中古戸建ては新築と違い、基本的に一般の個人の方が特に住宅を整備することなく売却する為、どうしてもトラブルが発生しやすくなります。
ではどういった点がトラブルになりやすく、気をつけなければならにのでしょうか?
今回は中古戸建てを購入する前に確認しておきたい、ポイントや注意点をご紹介していきます。
※自分で行う中古戸建の「建物」簡易診断については自分で中古戸建の簡易住宅診断を!確認すべきセルフチェックポイントをご覧下さい!
-
自分で中古戸建の簡易住宅診断を!確認すべきセルフチェックポイント
中古戸建ての購入を検討した時になにより不安になるのが、建物の欠陥や大きな不具合がないかという点です。 「住宅の状況なんて素人には全く分からないよ」と思われるかもしれませんが ...
スポンサーリンク
増改築は可能か
建築物には面積や建ぺい率などに建築基準法で制限がかけられています。
その物件が建てられた当時と制限が変わっているために、建て替えができず、リフォームで対応するしかない場合もありますので、しっかりと確認しましょう。
敷地の測量が正確に行われいるか
敷地の面積は比較的築年数の浅い物件であれば、精度の高い機器で確定測量もされており問題なく登記がされているかと思います。
しかし、古い物件の場合、計測当時の技術力不足で誤差があったり、境界線が曖昧になっている場合がよくあります。
後々隣家とのトラブルが発生しやすいポイントですので、売主や仲介会社などに事前に確認しておく必要があります。
付帯設備の確認
エアコンなどのような室内設備や、庭に植えられた樹木などは売買契約の際に所有権がどちらになるのか・故障の有無などを確認しておきましょう。
ここを曖昧にしてしまうと、購入したものの一部だと思っていたのに手に入らなかったり、反対に処分や修理費用が掛かってしまう場合があります。
これを避ける為にも、売買契約時に「付帯設備一覧表」などの書面を作成し、どの設備があってどれをを残すのか・どこが壊れているのか?を売主との間で確定させておきましょう。
お互いが合意した内容を書面に残しておくことにより、無用なトラブルを避けることが出来ます。
瑕疵担保責任の有無・期間
中古戸建ての購入を検討した時に、大事な点が購入後の保証とも言える「瑕疵担保責任」の有無と期間です。
瑕疵担保責任とは売買された不動産に隠れた瑕疵(けっかん)があった場合に売主は買主に責任を負うことを言います。
通常中古住宅の売買においては2~3ヶ月の瑕疵担保責任の期間を定めて契約することが一般的ですが、古い住宅だと「瑕疵担保責任免責」として契約するケースが多くなります。
当然買主にとっては購入後にすぐに欠陥を発見しても保証されない「瑕疵担保責任免責」の物件は出来る限り避けて契約する方がベターといえます。
ですが、中古住宅はそもそも2~3ヶ月程度しか瑕疵担保責任の期間はありませんし、築年数が古くなればなるほど瑕疵担保責任免責が契約の絶対条件となる場合も多く、免責の場合は隠れた瑕疵が発見された場合は全て自分が費用等を負担しなければなりません。
そんな不安やリスクを少しでも軽減したい方は、事前にホームインスペクション(住宅診断)の利用がおすすめです。
※ホームインスペクション(建物状況調査)についてはホームインスペクション(建物状況調査)とは?メリット・デメリットは?をご覧下さい!
-
ホームインスペクション(建物状況調査)とは?メリット・デメリットは?
今や欧米の中古住宅の取引では当たり前になったホームインスペクション(建物状況調査)ですが、これから日本でも実施する方が増えていくと予想されています。 日本では新築購入が根強 ...
まとめ 自分を守るのは自分次第
売買契約時の重要事項説明などで、今回の内容の多くを説明してもらえるとは思いますが、内容をよく理解せずに流されて契約してしまったら後々後悔してしまうかもしれません。
しっかりと中古戸建てについて勉強や情報収集をして、事前に起こりそうなトラブルを回避していきましょう。
※自分で行う中古戸建の「建物」簡易診断については自分で中古戸建の簡易住宅診断を!確認すべきセルフチェックポイントをご覧下さい!
-
自分で中古戸建の簡易住宅診断を!確認すべきセルフチェックポイント
中古戸建ての購入を検討した時になにより不安になるのが、建物の欠陥や大きな不具合がないかという点です。 「住宅の状況なんて素人には全く分からないよ」と思われるかもしれませんが ...